子どもたちに文化的・社会的体験を提供する取り組みについて

  1. 子どもたちに文化的・社会的体験を提供する取り組みについて

2022年04月07日
沖縄県労働金庫

各 位

 

 沖縄県労働金庫(理事長 高良 恵一)と当金庫会員所属のホテル企業は、子どもたちが、夢や将来のビジョンを持つためにも必要な「文化的体験」および「社会的体験」のコラボレーション企画を実施しました。
 なお体験企画については、(公財)沖縄県労働者福祉基金協会 就労サポートセンターの企画案よる職業体験プログラムも組み込みました。

 

 

1.開催場所および開催日(2021年10月16日~2022年3月26日)

開催場所 開催日
沖縄ハーバービューホテル
(那覇市)
10/30(土)、11/3(水)、
12/12(日)
ダブルツリーby
ヒルトン那覇首里城(那覇市)
3/26(土)
ホテル日航アリビラ(読谷村) 10/16(土)、10/23(土)、
10/24(日)、10/30(土)
ANAインターコンチネンタル
万座ビーチリゾート(恩納村)
12/18(土)
アートホテル石垣島(石垣市) 2/13(日)、2/20(日)、
2/27(日)


 

2.参加した児童・生徒の延べ人数 

小学生 中学生 高校 合計
3・4年 5・6年 1・2年 3年 2・3年
12 64 9 76 20 181

 

 

3.対象者 

(1)就学援助児童支援NPO法人 エンカレッジの「居場所型学習支援教室」に通う児童・生徒

(2)石垣市と連携している「子どもホッ!とステーション」「子どもホッ!とステーション未来塾」に通う児童・生徒

(3)(一社)石垣市ひとり親家庭福祉会からの案内による児童・生徒

 

4.文化的・社会的体験の企画内容

(1)ホテルランチまたはディナーの提供

→ 非日常空間の体験=自己肯定感を高める

(2)職業体験

→ プロの仕事を知る、理解する

新たな視野と選択肢を持ち、自らの可能性を発見する

ベッドメイキング体験や宴会場セッティング体験など

 

5.背景

 沖縄県は全国で一番、ワースト1を抱えている県である。社会・経済的な課題が「子の貧困」にもつながり、教育の均等化を図れず、高校進学率や進路未決定率に影響を与えているとも言える。そしてまたその教育的課題が、社会・経済的課題に繋がり、「負の連鎖」が続いているのではないかと考える。
 「子の貧困」における問題は、満足できる食事が取れなかったり、生活必需品等が買えなかったりするなどの「経済的貧困」だけに留まらない。クリスマスや誕生日祝い、家族と食事に出かけたことの経験がない、作法や規則正しい生活リズムが分からないなどの「文化的貧困」や、相談する方法も相手も分からない、より良い就職の方法などが分からないなどの「社会的貧困」も含まれる。
 「子の貧困」=「親の貧困」の構図が浮き彫りとなっており、世代における「負の連鎖」を断ち切るためにも、子ども達が小さな成功体験を積み重ねていくことが、自己肯定感※1の醸成につながり、人生における困難な局面に立ち向かった時に知恵と勇気を与え、未来をそうぞう(想像、創造)できる原動力になると考える。

 

※1「自己肯定感」とは

自分自身を受け入れ、尊重し、ポジティブに捉えることができる感情のことを言う。他者とは比較して何ができるか、何を持っているかなどで優劣を決めるのではなく、評価や成果の有無にかかわらず自分軸を持ち、そのままの自分を受け入れます。自己肯定感は、恐れや不安といったネガティブなモチベーションではなく、信頼や安心感をベースに前進する力を与える。

 

6.目的

(1)要保護・準要保護世帯の児童・生徒への文化・社会的体験の提供

(2)職業体験(調理技術者・ベルアテンダント・ホテルスタッフ等との交流を含め)の創出

(3)コロナ禍における観光業支援

 

7.体験プログラム実施時の様子

沖縄ハーバービューホテル(那覇市)
  

 

ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城(那覇市)
  

 

ホテル日航アリビラ(読谷村)
  

 

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート(恩納村)
  

 

アートホテル石垣島(石垣市)
  



以上
 

本件に関する問い合わせ先
沖縄県労働金庫 経営統括部
経営企画課 與那嶺
TEL:098-861-1196

お客さま相談デスク

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